2008年10月08日
お稽古始動中
9月26日からお稽古が始まった。まず本読みなのだが、台本の理解を深めてもらわなくてはならないのと、演出意図、つまりどのような劇空間を作ろうとしているのかを理解してもらわなくてはならない。役者さん達の出身がそれぞれ異なる。新劇の人、歌舞伎役者だった人、タレントさんなどなど多彩である。それぞれの個性を調和させながら劇空間を作る作業は、脚本を書く脳味噌と全く違う脳細胞が働くことになる。しかも、新作なのでゼロの何もないところから立ち上げていく作業は、私自身ばかりではなく、役者さん達にもかなり負担をかけることになる。だが、これが面白いのだ。ひとつひとつバラバラだったものが組み上がっていく、まだまだ骨組みだけだ。さて、これからが正念場だ。