2014年11月

2014年11月17日

 もう今年から、津上先生と年賀状をやりとりすることも芝居に来ていただくことも無くなってしまうのかと、ふと、会場に掲げられた先生の遺影を見て思った。九十歳、如水会館でのお別れ会でのことだ。先生が関わられた公演の数々がスライドで紹介され、ああ、昭和の演劇史を歩まれた方なのだと改めて思う。あまり、お話を聞かせていただく機会がなかったが、有り難い事に著作の本を残してくださった。学ぶことは多い。
 長唄の和歌山富野師匠も先日、突然、お亡くなりになった。10月の米寿の会でとても良い声を聞かせてくださったばかりだった。体調をくずされたけれどお元気になったと聞いていた。富野師匠も、昭和の女流長唄を背負い長唄界の歴史を歩まれた方だった。もう唄をお聞き出来ないのは寂しく残念なことではあるけれど、遺族の方もお力落としの事と思うけれど、最後に米寿の会を祝うことができて舞台人としてお幸せだったのではないだろうか、舞台でのお姿が浮かぶ。
 生き様も死に様も難しい。私などは、まったくどうしようもない生き様だし、きっと死に際もみっともなく無様なものだと思うので、せめて覚悟して生を全うしたいものだ。
 おふたりのご冥福を心から御祈りいたします。

horikawa_g at 19:12コメント(0)トラックバック(0) 
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