2012年05月
2012年05月30日
今月は立て続けに朗読を聞きました。ひとつは、Art Rock系のバンドと尺八のコラボに大人向けともいえる童話の朗読。もうひとつは、オーディオドラマ仕立ての「ゼロの焦点」と今村いづみの「母」。それからもうひとつが、ポーランド駐日大使だったロドヴィッチさん自作の「調律師ーショパンの能」。
能の研究家でプロの女優でもあったロドヴィッチさんがピアノによる能を作り、それを今回はやはりピアノを伴奏にして朗読したもの。ポーランド語とピアノの旋律のハーモニーが美しく詩を聞いているようでしたね。日本語の訳を読むと内容も謡の形式を借りた魂の詩という気がしました。「母」は流石だったなぁ。朗読というより、今村いづみのひとり芝居のようで笑わせて泣かせます。「ゼロの焦点」の浜名実貴が印象に残りましたね。いい女優です。Art Rock系のバンドとのコラボはジャズのセッションを聞いていた頃を思い出しました。まったく異なる朗読の世界で、それぞれ堪能しました。と、感心ばかりしていられない!! です…
能の研究家でプロの女優でもあったロドヴィッチさんがピアノによる能を作り、それを今回はやはりピアノを伴奏にして朗読したもの。ポーランド語とピアノの旋律のハーモニーが美しく詩を聞いているようでしたね。日本語の訳を読むと内容も謡の形式を借りた魂の詩という気がしました。「母」は流石だったなぁ。朗読というより、今村いづみのひとり芝居のようで笑わせて泣かせます。「ゼロの焦点」の浜名実貴が印象に残りましたね。いい女優です。Art Rock系のバンドとのコラボはジャズのセッションを聞いていた頃を思い出しました。まったく異なる朗読の世界で、それぞれ堪能しました。と、感心ばかりしていられない!! です…
2012年05月28日
2012年05月23日
こちらは落語ネタ「芝浜の革財布」の人情芝居。藤川矢之輔の熊五郎に山崎辰三郎のお春がいいねぇ。やっぱり笑い皺が増えてしまいましたよ〜。足に財布の紐がひっかかって、それに大金が入っていた!!
やっぱり人でね、欲が勝っちゃう。その様子がとにかく可笑しいの。貧乏人が大金を持つと気が大きくなるってのも、我がことのようで、お春がさ、優等生に見えてくる。でもねぇ、拾ったのだから、やっぱり人様のもの。くすねちゃ駄目だよね。ここが浅ましい根性の人間になるか、貧しくても凛とした人間になるかの分岐点なんだよね。笑っているうちにホロっときましたね。まだ、国立劇場で公演しているので、是非、是非、あっ、そうそう、歌舞伎の「鳴神」もバッチリ、2倍以上は楽しめるのでお薦めで〜す。
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やっぱり人でね、欲が勝っちゃう。その様子がとにかく可笑しいの。貧乏人が大金を持つと気が大きくなるってのも、我がことのようで、お春がさ、優等生に見えてくる。でもねぇ、拾ったのだから、やっぱり人様のもの。くすねちゃ駄目だよね。ここが浅ましい根性の人間になるか、貧しくても凛とした人間になるかの分岐点なんだよね。笑っているうちにホロっときましたね。まだ、国立劇場で公演しているので、是非、是非、あっ、そうそう、歌舞伎の「鳴神」もバッチリ、2倍以上は楽しめるのでお薦めで〜す。
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