2012年02月
2012年02月25日
平家物語と能の「藤戸」を素材にしていますが、えっ、と思われることでしょう。で、へぇ…。と、そんな反応が返ってくるような気がいたします。この作品は、音楽家や舞踊家、演出家によって随分と作品の色が変わると思います。私は最近、八割台本と自分で名付けているのですが、脚本を完成させずに、音付け、振付、本読みの中で修正をかけていく方法をとっています。他の演出家なら、どんなふうに表現しますかね。もちろん、基本ベースは変わらないのですが、その場における表現方法ですね。これがなかなか面白いのです。やはり総合芸術だとつくづく思いましたねぇ。それに、なんといってもその道の最高ののプロの方々ですからね、私もワクワクします。いえ、本気で頑張っております…。新作@唄浄瑠璃狂言「藤戸」ホームページ
いやぁ、今日は束の間のお休みです。といっても、気は休まらないのが実情ではあります。演出家でもありますので、頭はもう藤戸のことで一杯です。3月からは昼の1時からお稽古が始まり、終わるのが夜の10時。稽古場に居続けです。演出家は本番までまったく休めません。自分でもどんな形相をしているのか…ほっほほほ…本番近くなると役者さんの方も殺気だってまいりますよ。いえ、いえ、楽屋裏をお見せしないのがようございますね。なんといっても舞台は夢の世界。その下の必死に泳いでいる姿なんぞ想像してしまったら艶消しというものでございましょうからねぇ。ふぅ
新作@唄浄瑠璃狂言「藤戸」ホームページ
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2012年02月22日
「古書を古読せず、雑書を雑読せず」という金原明善の言葉は、まがりなりにもものを書こうという私の胸に刺さりました。。金原明善は明治の治水事業家で慈善事業をした偉人です。本を書いた人の思い。その時代背景。雑書といわれるものはまた、その時代の鏡であろうと思います。
平家物語が、なぜ今も人の心を捉えるのか。室町時代に大成したといわれる能が、なぜ今も心を捉えるのか。唄浄瑠璃狂言「藤戸」を書きながら、たびたびこの言葉を思い起こしました。
新作@唄浄瑠璃狂言「藤戸」ホームページ
平家物語が、なぜ今も人の心を捉えるのか。室町時代に大成したといわれる能が、なぜ今も心を捉えるのか。唄浄瑠璃狂言「藤戸」を書きながら、たびたびこの言葉を思い起こしました。
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ええ、私、かなり生意気です。たいした実力もないのに、気持ちだけは大きい。でもね、最初から諦めるよりマシってものです。なにごともやってみなければわかりません。奇跡だって、ね!!
新作@唄浄瑠璃狂言「藤戸」ホームページ
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2012年02月11日
明けましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願い致します。って、これじゃ伸びた蕎麦だね。いゃ〜。友人に叱られてしまいました。全然ブログの更新していない!! 年末、正月を越えて、如月になっておりました。怒濤のような日々に肩はこりまくり、目はしょぼつき、体重は(ストレスで)増えまくり…ついつい甘い物を…公演前の制作の仕事は数限りなくありまして、あっ、本題、本題。いよいよでございますよ、いよいよ、来月、シアターΧで唄浄瑠璃狂言「藤戸」の公演です。皆様、是非、是非、観てくださいませ。もう、なんといっても唄浄瑠璃狂言らしい、かがりさんと志村さんの場はもちろんのこと、藤戸海峡を渡る場の太喜之丞師匠の太鼓の素晴らしいことったらありません。盛綱の益城さんの見せ場でございますからねぇ。楽しみにしていて下さいませ。そして、そして、宗家でございますよ。ええ、婆役の…。ええ、そうなのでございますよ。芝居はやはり役者のものでございますね。私、つくづく、役者さんは日本舞踊は一通りおやりになった方が良いと思いました。宗家の姿勢が美しいのです。ええ、影の武者の斎人さんと志十郎さんもやっぱりいいですよ。ああ、早くお見せしたい!!
新作@唄浄瑠璃狂言「藤戸」ホームページ
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