2011年03月

2011年03月31日

 お客様各位

 地震の影響から原発など大変な社会状況が続いております。
 いかがお過ごしでしょうか
 先に、唄浄瑠璃狂言「藤戸」のご案内をさせていただいておりましたが、中止致しました経緯をご報告申し上げます。
 ぎりぎりの決断だったこともあり、中止のご連絡が行き届きませんでしたこと大変申し訳なく存じます。
 ご勘如くださいますようお願い申し上げます。
 11日の地震の時には稽古中で、そのまま稽古場に一晩過ごしましたが、それでも翌日から稽古を続けました。13日には長唄の吉住小与ひで師匠、囃子の望月太喜之丞師匠、三味線の杵屋佐之義さん、佐之萠さんたちも顔を揃え、音楽監督の杵屋佐之忠師匠の指示の下、出演者との音合わせが行われました。
 流石に立花流の立花寶山宗家と前進座で主役を張る益城宏さんだけに、唄、三味線、太鼓と、息の合った仕上がりです。おふたりの演技に私の血も湧いておりました。また、紅一点の遠藤かがりさん、俳優座の志村史人さん、影の武者役の齋人さん、志十郎さんも芸術監督を兼ねる宗家の指導のもと観劇していただくのが楽しみでした。
 13日の稽古の後、夜になりスタッフとともに舞台設営の準備を整えている最中に計画停電の速報を聞きました。劇場と話し合い、中止を決断した次第です。まったく、無念な思いです。
 専門雑誌、報道関係の各社様には公演記事掲載を賜り、また、義太夫協会の波多一索先生、平野英俊先生、吾妻寛穂先生、坂東鼓登治先生、テアトロ編集長の中川氏を始め各紙、専門誌の方々にもご観劇いただける事になっておりましたので、ご意見を賜るチャンスでもありました。
 延期を決めておりますが、これだけの方々の顔合わせですので再度のスケジュール調整も難航が予想され、まだまだ余震も続き、原発のことや計画停電の予測もつかないことから、すぐに公演は難しい状況です。とはいえ、シアターXからも快く提携公演の継続を引き受けていただける事になりました。また、出演者やスタッフの方々、前進座様、俳優座様にもこのままで終わらせず、是非上演しようと励ましのお言葉を頂いております。
 楽しみに待っているとおっしゃって下さるお客様の為にもご期待に添えるよう、必ず、公演をする決意でおります。
 今後ともご支援を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

                           敬具 

                        梅左事務所
                       


horikawa_g at 16:27コメント(0)トラックバック(0) 

2011年03月14日

地震の被災者の皆様。ご冥福をお祈り致します。

計画停電が実施されることから

「藤戸」の公演は延期することになりました。

いつ、停電になるのかはっきりしない事と、
交通網の確保が難しい状況になる可能性もある事から、
やむおえない事態となりました。
楽しみにしていただいていたお客様。
幕開き直前まで頑張ってくださっていたキャスト、スタッフ。
地震の時は稽古中でした。一晩、稽古場に雑魚寝して、
次の日も稽古しました。
思いがあります。
必ず、公演ができるように頑張りたいと存じます。

私事ですが神戸淡路の震災で親の家が倒壊しています。
今回の震災の大きさ大変さを考えますと、
これからも困難が続くと存じます。
どうぞ被害に遭われた方々も
被害者を支える皆様も頑張って下さい。




horikawa_g at 14:12コメント(0)トラックバック(0) 
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