2011年02月
2011年02月03日
昨日、お通夜に行ってきました。今日が告別式です。「邦楽と舞踊」出版社の中野氏が肺ガンでお亡くなりになりました。本当に残念でなりません。氏の「飛びある記」を読むのが楽しみでした。真摯に、それだけに辛口で、良いものは良い、悪いものは悪い、とはっきりものが云える方でした。それが云えるということは、それだけ観る目、聞く耳をお持ちだったということです。これからご交誼を深め、ご指導していただこうと思っていた矢先でした。尊敬するに値する評論家を失ってしまったことは、私の悲しみなんて事ですまされる事ではなく、この世界の財産がひとつ消えた事になります。今、これだけの知識と気概をお持ちの方が何人おられるでしょう…心よりご冥福をお祈りいたします…。