2010年06月

2010年06月28日

盧慶美さん、メールをありがとうございます。今でも、あの美しい藍染が浮かびます。本当に感動しました。今年の助成金の申請が通りませんでした。採算を考えると本当に厳しい状態です。いつかコラボをしていただけるように頑張りたいと思っています。東京での展覧会の機会がありましたら、是非またお知らせ下さいませ。私は来年3月16日17日に両国シアターXでの公演です。こちらに来られる機会があって観劇していただけると嬉しいです。



horikawa_g at 13:20コメント(1)トラックバック(0) 
先日、ある集会に行ってきた。帰りに美術家の高橋先生とお茶をした。私と同じような事情のところは多いらしい。予算が無いのだ。仕事である以上、採算にあう仕事でなければならない。だが、それが厳しい。よほど有名でなければ、誰しも海の物とも山の物とも知れない、まして新作などに出資してくれないからだ。その上、助成金や後援を受ける努力をしている所は多いのだ。自分の立っている位置が富士山の裾野にも及ばない厳しい現実に歯を食いしばってやっていくのは正直しんどい。
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horikawa_g at 12:40コメント(0)トラックバック(0) 

2010年06月24日

箏曲は日本のうたでも有名な友渕のりえ。琵琶が錦琵琶の水藤桜子。新内が岡本宮之助。地歌舞に二代目山村たか。錦琵琶はなかなか聴く機会が少ないので楽しみだったし、新内の「唐模様〜」も岡本派ならではの古曲だし、一流の先生の演奏を劇場以外でめったに聴けるものじゃないし、地歌舞もこうして座敷で鑑賞できる機会はほとんどないわけで、期待に胸ふくらませて取材もかねながら行ってきました。で、うふふ。うふふ。期待以上に贅沢で素晴らしい一夜でございましたわ。宮之助師匠と演芸作家の稲田氏と組んだ新作「閻婆惜」も楽しかったです。皆様も機会がありましたら是非!! あ〜 でも、こんなことはそうそう無いからなぁ〜。こればっかりはやっぱり生物です。ぜったいに、機会をお見逃しなく!!続きを読む

horikawa_g at 09:00コメント(1)トラックバック(0) 

2010年06月23日

今日、仕事で褒められて。ちょっと嬉しかった。内容は、内緒。へへへ

horikawa_g at 22:15コメント(0)トラックバック(0) 

2010年06月17日

チェーホフの事を考えているうちに坂本龍馬のことにいつの間にかすり替わっていた。私はどうも思考がどんどん発展してしまい飛躍する傾向があるらしい。まっ、それはそれとして、つくづく思うのは、シンプルに生きることほど難しいことはないということだ。たとえば、私は芝居を作っているけれど、なぜ作っているかといえば、邦楽を使った芝居をやりたい。それだけ。それが原点。だけど、それを実行するにはそれなりのエネルギーが必要だ。エネルギーを発散させれば摩擦も逆風もある。でも、それが生きることじゃないだろうか。死ぬまで阿呆な奴、馬鹿な奴と云われたとしても、たった一度、シュートを決めることができるかもしれないのだ。たとえ決められなかったとしても、虚しいだろうか? 何もしなかったよりはましな人生を歩んだと自分に云えるような気がする。それでいいような気がする。時にはしんどいし落ち込むけれど、頑張った自分にたまにはご褒美をあげて、笑顔を取り戻そう…って、またかい…。脳天気な自分に カツ!


horikawa_g at 19:49コメント(0)トラックバック(0) 

2010年06月14日

 なんと、面白いことだろう。アレクサンドル・カリャーギンの「人物たち」を観劇して、「機械じかけのピアノのための未完成の戯曲」の映画を鑑賞し、エチカ・論理のアートコンファレンスに参加した。
 チェーホフ作品は大劇場よりも小中規模の劇場にふさわしい。日常を切り取り、登場人物の人生が吐き出されるからだ。度々日本でも演じられているが、ほとんど暗く重いテーマになっていることと、下手な役者がやるとホントつまらないものになるのだけれど、「人物たち」はチェーホフの初期作品のコントを繋いで、チェーホフがブラックジョークだという意味がよくわかる芝居になっていた。流石にウラジミール・シーモフも味わい深く、ふたりの役者が背負う人生までもが滲む。私は言葉が通じないのだけれど堪能できた。上手い役者は世界共通言語だとつくづく思う。カリャーギン氏の役作りについての意見、70%の答えと30%の直感というのが印象に残る。演出もそうなのではないだろうか。役者の直感に任せた演出が必要だと思う。もちろん、それには信頼関係が必要で、どれだけ深く考えているか、自分に問いかける必要がある人は多いだろう。もちろん、私もだが…
 映画は古く保存状態も良いフイルムではなかったが、映像と内容に引き込まれた。鑑賞できる機会を得たことは貴重だった。
 アートコンファレンスは論理という視点でチェーホフを捉えてみようという試みで「いかに生きるか」を問うものだった。出席された方々の意見にさほど新鮮味は感じられなかったが、出席した人達から活発な意見が出て、この話し合いの場は面白かった。チエーホフ作品は、シアターXの今回のテーマでもある私達の人生の鍵となり得るのか、ということで私も考えさせられた。
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horikawa_g at 17:08コメント(0)トラックバック(0) 
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