2010年03月

2010年03月23日

シアターXのプロデューサー上田さんが長年この花田清輝を企画している。同じ台本で、解釈と演出でここまで違うのかと思うほど、面白い。私は花田清輝は天才だと思う。もともと評論家のせいか脚本を読むと正直いって説明台詞が多い。けれど、それさえも瑣末なことに思えるほどレベルが高いのだ。当時の常識をことごとく破った構成で書かれていて、言葉も知り尽くされたうえで壊している。今でこそ、そうした芝居は珍しくなくなったが、発表した時は斬新過ぎてすぐには受け入れられなかったらしい。 花田清輝を理解する時代はきた。だが、花田清輝に追いついただろうか。ふと、考えさせられた。

horikawa_g at 18:19コメント(0)トラックバック(0) 

2010年03月16日

中山さんの本を読んで、感じたことをもうひとつ。これからの劇場が社会にたいしてどのような役割であるべきか…箱物といわれた劇場に未来はあるのか、パフォーミングアーツ、アーツマネジメントについて興味深い内容でした。演劇の公演では費用対効果で私達はいつも苦しんでいます。果たして、演劇はどんな力を持っているのか、私達はもしかしたら、そのことに無頓着だったのかもしれません。
演劇は公演をするだけが目的ではないということです。ワークショップはもちろんありますが、それをもっと先に進めて学校教育に取り入れるべきではないのか…ゆとり教育が見直され、揺り戻しのように成績至上主義が幅をきかせ始めて居ます。変だと思いませんか。私は変だと思います。だって、偏差値教育の反省としてゆとり教育が提唱された筈。もうひとつの道があるのではないか、それが演劇のような気がします。最近は文化祭さえやらない学校があるとか、本当にいいのだろうか。 というのは、情操、言語、思考や理解、工夫、相互協力など、あらゆる面で演劇は子供の教育に適しています。実は、この著書の中でもその事が提唱されていて、海外での実例をあげています。私はこの、学校教育の一環の中に組み込まれていることに非常に興味を持ちました。というのも、そうしたことをちょっと考えていたからです。   日本語検定も大切ですが、言葉が構築する空間の意味も大切だと思いませんか。

horikawa_g at 19:44コメント(0)トラックバック(0) 
いやはや、すでに三月も半ば…けっして遊んでいたわけではないのですが、まったくなぁ…とぼやきつつ、今日は良いお話。   偶然、札幌に在住の中山浩男さんと人の輪繋がりで知り合いました。舞台の設計から劇場の運営まで、とにかく幅広くご活躍をなさっている方です。ゆっくりお酒でも飲みながらご指導いただきたいなぁ…。で、「進化する劇場」を出版なさっていて、劇場機構の専門的なこともあるのですが、これからの演劇について、とっても参考になりました。舞台の方にはぜったいお薦め。
この著書の中に我が故郷の札幌でカルチャーナイトが定着していることが書かれていました。  カルチャーナイトというのは、官民一体となって、日頃あまり縁のない建物、たとえば旧道庁庁舎内だとか、議事堂だとか、動物園や美術館、スキージャンプ場まで様々な会場を用意して演劇のみならず、ダンスや演奏などいろいろなカルチャーが繰り広げられる市民の為のイベントです。 私の住んでいた頃はなかなか芝居が定着せず、という感じでしたが、今は素敵な劇場も運営されているそうですよ。雪祭りやソーラン踊りを楽しむ市民性だけに、文化と地域が一体になって楽しんでいるようです。ああ、私も参加したい!!  そういえば、札幌は彫刻の街でもあって、駅前はもとより、大通り公園をぶらぶら歩いていると、いたるところに、おっおお、といった作品があります。帰りたいなぁ…





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