2008年12月
2008年12月24日
シアターXの上田さんから嬉しい提案をいただいた。来年、一日劇場を提供してくださるというのだ。実は、佐之忠師匠から来年もシアターXでやるようにお話しを頂いていたのだが提携公演の申し込みは締め切っており再来年の1月〜3月の間なら良いとのことであった。やはり新作を書きたいし、劇団ではないのでいろいろ準備のこともあると考え、同じ再来年であれば秋にやろうと決めて辞退した。とはいえ、来年は本公演でなくとも何かやりたいと考えていたので、企画をいただけたのは嬉しい。で、考えているのだが、これがホントに難しいのだ。一度の公演である。しかも新内や浪曲、講談みたいな語りものと邦楽をジョイントできないかというのだ。というのは、作者部屋の仲間がそうした演芸の新作を書いていると話したことから出た企画で、仲間は協力してくれると云ってくれているのだが、やはりお金の問題だ。木戸銭は3000円になるだろうと思う、が、今、人気のある落語以外でお客様を呼ぶのが難しいのが演芸の世界だ。出演料や照明、もろもろの経費をどうするか…たとえ一回の興行でも人手は同じなのである…頭が痛いなぁ…。面白い企画、考えねば…。
今年きた年賀状を読み返しながら書いている。いつもそうしているのだが、なかなか逢えない人の消息を知るのは嬉しいものだ。ああ、元気にしているなぁとか、いろいろあったのだなぁとか、何も書いていない人もいるが、それはそれで安心したりする。賀状も個性があって人柄が出る。ちっともスタイルが変わらない人もいるし、見ただけで誰かわかったり、写真もなかなか面白い。儀礼的なのは、本当は年賀状が嫌いなんだろうなと思う。今年、出会った人とはこれからも続くのか縁が切れるのか…なかなか興味深いのである。私の図柄、最近はメルヘンバージョンだ。連れ合い曰く、子供に返ったのじゃないのか? 我ながらどういう性格なのかなぁ…。で、年賀状書きは遅々として進まないのである。う〜ん。
2008年12月19日
浄瑠璃といえば人形浄瑠璃・文楽を思い浮かべる方が多いようです。私も人形が出るお芝居ですかと聞かれます。今も影響は大きいですねぇ。浄瑠璃そのものの歴史は古く浄瑠璃御前物語が始まりとされています。15世紀中頃から座頭による語り物として発展した説と十六世紀頃からという説などいろいろありますが、それは研究者に任せるとして、人形浄瑠璃は江戸時代に誕生しています。竹本義太夫などが隆盛を極め、いろいろな流派ができました。
また、その影響を受けた歌舞伎の丸本ものといわれる義太夫狂言の他にも、常磐津、富本、清元、新内などがあります。長唄の唄浄瑠璃もそのひとつで、元禄から明和にかけて流行ました。富士田吉次が杵屋忠治郎と作曲した歌舞伎舞踊狂言「鷺娘」が現在も人気演目でたびたび上演されています…もともとはどこまでつづくのか? へ ?
また、その影響を受けた歌舞伎の丸本ものといわれる義太夫狂言の他にも、常磐津、富本、清元、新内などがあります。長唄の唄浄瑠璃もそのひとつで、元禄から明和にかけて流行ました。富士田吉次が杵屋忠治郎と作曲した歌舞伎舞踊狂言「鷺娘」が現在も人気演目でたびたび上演されています…もともとはどこまでつづくのか? へ ?
賛否両論なのだけれど、つまり絵でいえば具象か印象かというような好みの問題だと思う。
それにしても職業によって意見が分かれたのは面白い現象だった。作家仲間の多くは先がわかってしまうからもっと捻ったストーリーがいい派。国立のOK氏やシアターXのU氏、美術家、舞踊家、演出家さん達は単純なストーリーをいかに見せるか、それが面白かった派。
歌舞伎でもなく、現代劇でもない、堀川登志子の世界だというのが皆さんの一致した意見。だから、他の人に説明をするのが難しいらしい。制作担当にも云われました。で、歌舞伎とのコラボレーションだと説明していたらしいです。古典芸能といっても新しいジャンルというか、古典の技法をベースにした新作芝居だから、私の位置づけは??? 私は今の芝居として書いてます。だって今の私が表現している世界なんだもの。見ていただいて、好きか嫌いか、そういうことだと思う。それにしても、前回の「心中初午桜」もそうだったけれど、公演後にも解釈を巡ってアレコレ考えるらしい。あの後、姉と文治はどうなったのかとか、なぜお玉は…とか、いろいろ聞かれましたが、今回はもののけ三人娘が面白かったらしい。
えっ、彼女達、もののけだったの? えっ、あの紐は蜘蛛の糸?? う〜ん。そのつもりだったのだけどなぁ…
それにしても職業によって意見が分かれたのは面白い現象だった。作家仲間の多くは先がわかってしまうからもっと捻ったストーリーがいい派。国立のOK氏やシアターXのU氏、美術家、舞踊家、演出家さん達は単純なストーリーをいかに見せるか、それが面白かった派。
歌舞伎でもなく、現代劇でもない、堀川登志子の世界だというのが皆さんの一致した意見。だから、他の人に説明をするのが難しいらしい。制作担当にも云われました。で、歌舞伎とのコラボレーションだと説明していたらしいです。古典芸能といっても新しいジャンルというか、古典の技法をベースにした新作芝居だから、私の位置づけは??? 私は今の芝居として書いてます。だって今の私が表現している世界なんだもの。見ていただいて、好きか嫌いか、そういうことだと思う。それにしても、前回の「心中初午桜」もそうだったけれど、公演後にも解釈を巡ってアレコレ考えるらしい。あの後、姉と文治はどうなったのかとか、なぜお玉は…とか、いろいろ聞かれましたが、今回はもののけ三人娘が面白かったらしい。
えっ、彼女達、もののけだったの? えっ、あの紐は蜘蛛の糸?? う〜ん。そのつもりだったのだけどなぁ…