2011年11月09日

三月は「藤戸」の公演で「祇王かたり」の公演はその後ですが、着々と準備を進めております。この準備が大変なんですよ。絶対に良い作品にしたい。みんな、いろいろと協力してくれて感謝、感謝なのであります。良い作品にしていくために心を一つにするのって、芝居を作っていく時の楽しみでもあって、あれこれ揉めることもあるけれど、それも良くしたいとの思いから。その思いがあるからこそ、頑張れるし、お客様に自信を持ってお届けできる。続きを読む

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2011年11月07日

旧暦では11月は神楽月。新暦、つまり太陽暦とはひと月ほどズレがあるので季節感がわきませんが…って云いつつも、明治生まれではないので季節のズレの実感はありません。でもねぇ、季語がでてきますでしょ、いろいろとね。そうすると、あれ、昔の日本人はこんなふうに考えて、こんなふうに季節を感じていたのか、なんて、それはもう、情緒があるんですよねぇ。日本の暦は時を刻むだけの数字じゃなかったのですね。で、吉住会、長唄の演奏会に出かけて聴いてきました。情緒に浸って、良かったですよぉ。
それで、隣りに座ってらした、色気と気品のあるしとやかな着物姿の、来年は八十路の淑女と知り合いになりました。唄のことから始まって、髪の手入れの方法や肌の手入れの方法を伝授していただいてしまいました。やはり、日本古来の方法があるのですねぇ。うふふ、さっそく実行しております。目指せ、日本の淑女…。なんといっても神楽月ですから。ほっほほほ。続きを読む

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2011年10月06日

  唄浄瑠璃狂言「藤戸」公演  
劇場・両国 シアターX   2012 / 3 / 9.10.11

出演 立花寶山    益城宏   
   遠藤かがり   志村史人       
   立花齋人    立花志十郎     
   望月太喜之丞  吉住小与ひで           
   杵屋佐之義   杵屋佐之萠

音楽監督 杵屋佐之忠 
舞台美術 小田切ようこ
照明   清水義幸
協力   前進座  俳優座  平樹典子 

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女優の田中世津子さんとご一緒にライブ出演。芝居のこと、音楽のこと、楽しかったですねぇ。スタジオでの一枚です。

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2011年10月05日

いや〜ほんと驚きました。香川照之さんが中車丈の名跡を継ぐとは思いませんでした。なにしろ、中車丈といえば、私が「藤戸」の公演で大変お世話になっている立花寶山宗家の立花流を興した初代宗家ですからね。お稽古場にお邪魔すると額縁に収められた中車丈のお写真が飾られています。なんといっても身が引き締まります。寶山宗家は三歳の時から歌舞伎役者として、この中車丈に育てられているんですよ。国立の賞を七回も受賞されたほどの実力のある役者さんでしたが、その歌舞伎役者を辞して立花流の三代目をお継ぎになりました。歌舞伎の方でしたら車扇と云えばお分かりになりますが、東宝歌舞伎が継続していて、中車丈もご存命でいらしたら、もしかしたら歌舞伎役者をお辞めにならずに、名跡を継いでいたかも…なんて、ちょっと想像も。その中車の名跡を香川照之さんが継がれるのですからね、ホントに驚きました。香川さんは好きな役者さんですし、歌舞伎役者として育っていればなぁ…なんて思っていましたから、これからご苦労をなさると思いますが中車の名跡に恥ずかしくない芝居をして下さると期待しています。それにしても猿之助丈は、いえ、猿扇丈は幸せです。亀治郎丈はいずれ段四郎の名跡を継ぐでしょうし孫の團子が猿之助の名跡を継ぐわけですからね。中車は歌舞伎の名跡ですし市川家のものですかすら、これはこれで、とっても良い形で納まったのかもしれません。やはり、これからますます繁栄して欲しい一門ですからね。でも、女として、母として、二度も…ちょっと辛いなぁ。いえいえ、そんなものは超越した、芸の道なのかもしれません。女傑にふさわしいふたり!!の女性に愛され、支えられたからこそ、今の猿之助歌舞伎があるのだということだけは心に留めてほしいと思う私ではあります。そして、名優だった中車の名跡を更に更に大きくしてくださることを心から祈っております。

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2011年09月29日

今月は、たまたま国立劇場大劇場での声明「十牛図」と雅楽「秋庭歌一具」と、上野宗雲院での民俗芸能を守る会の邦楽の夕べを聴く機会があって、贅沢を味わいました。劇場音楽と座敷音楽の違いというのかな。曲想がぜんぜん違います。それぞれの個性があって味わい深く面白いのですよ。私も劇空間ということを念頭において音楽芝居を作っていますから、これは勉強になります。で、あれこれ、妄想が浮かんでくるんですよね。やりたい事が沢山あるなぁ…。今日は一龍斎貞山師匠の独演会のお手伝いです。谷中の全生庵。友人が神保町のらくごカフェで公演。あっ、インドネシアの青年たちに、こんな日本も見てほしかったな。日本人が忘れかけている日本だけど…。

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9月27日に井の頭線に渋谷から乗車したのですが、数人のグループの外国人の若者たちが座っていました。とってもハンサムな若者がカメラを手にしていて、それがすごい良いカメラだったので目に止まり彼と目が合いました。すると、すぐに席を譲ってくれたのよね。遠慮したら、レディーファーストだからって、嬉しいこと云うじゃないの。その後、高齢の婦人が乗車すると、また、違う若者が席を譲って、おばはんが乗ると違う若者が席を譲って、と、まぁ次々と席を譲るわけ。優しいよねぇ。で、たどたどしい単語を並べて聞いたのよ。インドネシアから来たんだって。この日は私の?回目の誕生日だったから、とっても素敵なプレゼントを貰ったなぁって嬉しかった。だって、優先席でさえ見ぬフリ知らぬフリの輩が多い世知辛さに慣れてしまった私としては、この優しさは感動ものでしたよ。日本の良い思い出を持って帰国して欲しいなぁ…

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2011年09月12日

苦しい時、その苦しさから意識的であろうが無意識であろうが避けようとする傾向があると思う。楽な道を選ばず、苦しさにチャレンジすると達成感は格別のものがある。新作を書くというのは、そうした感じだ。題材選び、構成、資料調べと、あれこれ考えている時は楽しいけれど、いざ机に向かうと気が重たくなる。書くのは好きだが、好きと才能は別で、なんだかんだと理由をつけてはうだつく。さて、そうしてようやくのことに書着始めて、やっと書いたのが女の芝居。女しか登場しない。で、自分ではかなり気にいっていて、だんだんのめり込み始めている。いつもの悪い癖。いい作品の為には採算が考えられなくなるのだ。誰か、プロデュースしてくださる方、いませんか〜。作者とプロデーサーが同じというのは、かなりやばいのであります…。

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2011年09月01日

昨日、前進座公演の夢千代日記を観劇してきました。これは吉永小百合主演でNHKでヒットした早坂暁氏の原作。最初はなぜ今またこれを…と思いつつ観劇しました。やっぱり、良い作品は時代を超えるものですねぇ。色褪せないのです。舞台も笑いと人情と美しい風景を描ききっていました。そして、考えさせられます。原爆の平和利用という考え方は正しかったのか。今、被爆国日本が今度は自ら被爆の危険を冒している。もともとエネルギー資源に乏しかった日本が経済成長を遂げるためには安定したエネルギーが必要だったけれども、それは悪魔に魂を売ったのと同じだったのではないのか。便利さの代償はあまりに大きい。ここで目をつぶって口を閉じてしまっては愚かな国民のひとり。迷える羊。
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2011年08月26日

皆様、残暑お見舞いを申し上げます。まだまだ暑いですねぇ。今年は麻の作務衣と下駄で過ごしました。やっぱり日本の気候に合った衣服だと、つくづく感じ入りました。風の通りは良いし、べたつかないし、乾きも早くてアイロンもいらない。下駄は好きで毎年履いてます。で、サンダルと下駄の違いにハタと気がつきました。サンダルは石畳みに合った西洋の履き物だから皮やゴムのようにクッション性の高い底なんですね。日本は土の道だから、ぬからないように木の板の二枚歯の下駄が合理的だったわけ。しかも、この高温多湿の気候風土には、湿気を取り込んでしまう皮よりも肌障りのいい板の方が爽やかでいられるのですよ。蒸れないですからね。ストッキングなど夏は止めにして、お奨めです。今は底にゴムをはった下駄があるのでコンクリート道でも履きやすいですしね。ホント、素足は気持ちいいですよぉ。私、着るものに合わせて下駄も履き替え、鼻緒の色柄も楽しんでおりますです。

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