2017年05月10日

私の脚本の先生です。長く、放送作家協会の理事を勤められました。
佐之忠師匠から頂いた言葉とともに、
先生から頂いた言葉も私の芝居作りの原点なので、恩師、水原明人先生の言葉をお伝えしますね。

私はもともと時代小説と推理小説が好きで、脚本家を目指した時に時代物を書きたいと先生にお話したのが歌舞伎との出会いだった。台本を読んで驚いた。台本の書き方がまったく違う。
往々にして、プロの脚本家でも陥るのが、脚本の書き方で
映像の脚本と舞台の脚本の書き方は違う。オーディオドラマもそうだ。
歌舞伎台本、能の台本、オペラ台本、舞踊台本…すべからく、違っている。
現代演劇の台本は種々雑多にあって、どれも正解である。
そもそも戯曲、脚本、台本、何が違うのか
戯曲作品とはいうが、脚本作品とか台本作品とは言わない。
脚本家とはいうが、戯曲作家とか台本作家とは言わない。
脚本家は戯曲も台本も書く。
戯曲は読み物として成立するが、台本は上演を目的としているので読み物としては適さない。脚本は両方を備えているように思う。というのが、私の考え。違っていたらご指導下さい。
演出も、一通りではない。
時代考証が大事であることも学んだ。
そうした中で、一番大切にしている言葉

 『素人が楽しめて、プロが納得する作品を書きなさい』

私の目標だ。
先生、頑張ります。


horikawa_g at 16:19コメント(0)トラックバック(0) 
ご冥福を御祈りいたします。
今年の四月六日に八十七歳の生涯を閉じられたとご連絡を頂いた。
葬儀は親族のみで執り行ったとの事で、『お別れの会』は今月の二十九日です。
どうしていらっしゃるかと、気になっていました。
お師匠さんには本当に、言葉では言い尽くせない思いがあります。
私が始めて自主公演をした時に助けていただいたのがお師匠さんでした。
お願いに上がりました時に、言われた言葉があります。

『五千円のお代を頂くのなら、八千円、一万円の芝居を作らなければいけません。この金額だからこれでというのは駄目ですよ。お客様は正直なものです。その価値があると思えばこそ、お金を払って劇場に足を運んでくださるのです。価値の或るお芝居を作りなさい。』

今も私の目標になっています。
恥ずかしくない芝居を作るには、自分を鍛えるしかありません。
まだまだ未熟ですが、お師匠さん、見ていて下さい。


horikawa_g at 15:41コメント(0)トラックバック(0) 

2017年03月24日

気を取り直し、本題。
いよいよ、八月公演『しづのおだまき』の準備が順調に進み始めました。チラシがもうじき出来ます。
静御前というのは、源義経の愛妾です。義経は兄の頼朝に夜討ちをかけられて逃げますが、静は捕らえられて鎌倉に連れて来られます。静は都一の舞姫、白拍子だったので頼朝の命令で鶴岡八幡宮で奉納の舞を舞います。その時に、しづのおだまき、という歌を歌って頼朝に咎められます。その危機を救ったのが頼朝の妻、北条政子でした。北条政子は頼朝の亡き後、尼将軍として鎌倉幕府を支え、子供達が亡き後は実家の北条執権家の基礎を作った強い女性といわれています。そして、静御前は義経との子を産みましたが、女の子ではなく、男子だったために頼朝に殺されています。その後の行方はっきり分かっていません。このふたりの女性の物語です。女性達だけで物語を紡ぎます。
札幌の友人からの観劇の申込みに、感激してます。年賀状に書いていたので、まだ、発売前だというのにお手紙が届きました。有難いなぁ…。これから、音楽、舞踊、衣裳、とまだまだやることが沢山あります。頑張って、いいものを観ていただきたいと思っています。
皆さま、宜しくお願いしま〜す。


horikawa_g at 21:31コメント(0)トラックバック(0) 
日がたつのが早い。1日が暮れるのが早い。毎度の事ながら、もう3月も半ばを過ぎ…、この間は一段落付いたので気が抜けたのか、流石に疲れ、休みの朝、9時頃に目覚めてお腹を満たし、まだ眠いものだから、もう少しと寝てしまった。起きたらなんと夕方の5時を過ぎていた…。効率が悪い。やめよう、少しセーブしよう。なんて、まあ、思っていても、ついつい。性分ですね。えっ、タイトルの話と違う!! そ、そうでした。
先日、知り合いの先生とお話をしていたら、「自分はリベラルだけれども、最近は左寄りだと言われる。どうも世間は右に傾いてきたのか、当たり前のことも言づらい空気があってね。」とおっしゃる。今更、右も左もないと思う。どちらも限界が見えているのに、しがみついているだけじゃないのと思ってしまった。今更、間違っていましたとはいえないし、間違っていないことも沢山あったわけだしね。でも、主義主張など、本当はどうでも良いことで、結局、大事なのは人の幸福は何かということに尽きると思う。アメリカの大統領には愕然としたけれど、(お追従する我が国も恥しい…)あの、拝金主義の権化のような方が(何しろ噂では結婚式に何千万も使ったとか…何億? )こういう方が下々の痛みを分かるとは思えない。信じたとしたら、本当にお人好し過ぎる、というか、えっ・・・だ。外に敵を作って、本当の敵をカモフラージュするのは今に始まったことではない政治の常套手段だけれど、それに相変わらず乗せられる国民はアホとしかいいようがない。これは自分の国のことも言っているわけだけれど、もしかして、田中角栄は、とってもいい総理大臣だったのじゃなかろうか、と、今の総理大臣と比べて思ってしまう。う〜むむ。国民を喰い潰して自分だけ肥えようとしているのは、いったい、どこの誰なのだろう…。そういえば、投資家が経済を駄目にしている、規制すべきだと、誰かも言っていたなぁ…
文化で食べていくことができないのは、やっぱり、おかしい。文化は人を踏みつけない。文化は人を幸福にする。演劇で食べていける世の中にして欲しい、と、つくづく思っていたら、こんな文章になってしまっていた。今日は、ちょっと愚痴。やっぱり、疲れているのかなぁ…





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2017年02月02日

北海道といっても、これでけっこう広い。それが、札幌の演劇の本山先生繋がりで、先輩後輩の三世代が揃うことに。ワォ!! こんなこと、あるんだねぇ…。そうなのよ、そうなのよね。今回は特に、ひと繋がりで素敵な人達が集ってくれています。いろんなことがあるけれど、嬉しい事も沢山あります。いい芝居、作りますから、待っていてね。

horikawa_g at 16:06コメント(0)トラックバック(0) 
梅左事務所がお世話になっていた照明家の小関さんが亡くなられた。去年は恩師の水原明人先生が亡くなられて、そして女優の長坂しほりさんも空に舞った。典子さんのご主人も還って行った。皆さん、お世話になった方々だ。年齢とともに、結婚式の招待状から訃報の方が多くなる。知人で俳優の井上さんと、今度は葬儀以外で会いたいねと話す。生きているものは精一杯生きるしかない。七転八起…ふとこの言葉が浮かんだ。


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2017年01月05日

明けまして おめでとうございます。
皆様、どんなお正月でしたか。
私は美味しいものをお腹いっぱい食べて、のどかな毎日でした。
これって、本当に幸せなことです。
お正月早々のニュース、トルコのテロ事件。胸が痛みます。犠牲になった方々はもちろんですが、テロを行った人達も可哀想です。たまたま、録画していた『ビートルズがやってきた』を見たばかりでしたので、考えさせられました。ビートルズやヒッピーが登場するまでは、それまでの価値観や社会構造を変革するには、革命や戦争によって既成概念や既成秩序を壊すしか出来なかった。
世界の国々と同じように日本でも下克上があり、戦があり、明治維新があり、世界大戦を経験してきました。ところが、ビートルズは争いではなく歌によって社会の価値観を変えてしまった。ビートルズの曲は不良が聞く音楽だと言われていた時代から今では教科書に掲載されるほどの社会変化です。
今、テロを行っている人達も、今の資本主義や社会主義とは違う価値観の中で社会を変えたいと思っているのだろうと思います。それは、たぶん、アメリカやイギリスに象徴される資本主義の負の部分を担わされてしまった人々の悲鳴のように思います。でも、テロからは悲しみや憎しみしか生まれない。これからは歌や映像などで、それはもはや過去の考え方だと、偏った資本主義と社会主義批判は言葉で、格差社会や差別を無くしてみんなが平和で幸せに暮らすには、互いに認め合い、分け合い、協力しあうことだと新しくて古い価値観を人々に訴えて欲しい。
武器よりも楽器を手に!! 憎悪よりも愛の歌を!! 映画や芝居や美術を観よう!!
私が書いていることは平和ボケの戯言かもしれません。でも、それでいいと思っています。
平和ボケの世の中でありますように…
皆様も良い年を!!

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2016年10月18日

 やあ、夏を通り越して、もう秋です。皆様、お元気でお過ごしでしょうか。今年は自主公演がないからって、遊んでいたわけじゃありませんよ〜。来年の公演準備に突入していま〜す。で、私はホッヨガを始めました。運動はからきし駄目な私ですが、これは続きそうです。芝居に関係ない…いえいえ、来年の公演に備えて基礎体力をつけています。なにしろ、心身ともにめちゃハードなんですから。
 ところで、きらめきプラス、という雑誌をご存知ですか。梅左の六花八葉集と名付けて連載を始めました。伝統芸能に携わる素敵な方々をご紹介しています。第一回目は『附師』八代目杵屋巳太郎さんです。今月号は『囃子』望月太左衛さん。自分で云うのもなんですが、面白いです。邦楽の専門誌ではないので、機会がありましたら読んでくださいね。次回は『長唄』の稀音家義丸師匠です。東燃ゼネラル音楽賞邦楽部門で受賞されて、私も授賞式に伺いました。とっても素敵な、御歳八十五歳のお師匠さんです。インタビューにお宅にも伺ったのですが、奥様も素敵な方でした。
 それから、先日、吾妻寛穂先生の会に行ってきました。新作の『鬼子母撩乱』は、私の大好きな世界観です。寛穂先生の凄み、哀れ、もう言葉では言い尽くせません。
 というわけで、まだまだ積もるお話は沢山あるのですが、野暮用が詰まっていますので、この辺で…

horikawa_g at 16:20コメント(0)トラックバック(0) 

2016年06月07日

国立劇場の五月公演で、前進座の四谷怪談を観た。三角屋敷の場を出すのがこの劇団のが芸統になっている。もともと忠臣蔵の表の物語に対して裏の物語として四谷怪談は書かれただけに、初演は二日がかりの両建て公演だった。全部を通すととても長い作品になるので、今のように短縮した公演の場合、どの場を組み合わせるかで随分と趣が変わる作品になるのが特徴だ。染五郎が昨年演じた国立劇場版の「四谷怪談」はこの三角屋敷の場がカットされていて、これに忠臣蔵の仇討ちの場を組み合わせている。つまり、忠臣蔵色を強めることで特徴を出しているわけだ。先代の勘九郎(十八代目中村勘三郎)の「四谷怪談」も同様に三角屋敷は無いが、早変わりと髪梳きに重きをおいた構成になっていて、怨霊となったお岩のケレンをたっぷりと見せた。
 三角屋敷の場というのは、お岩の妹のお袖と、その夫の与茂七、お袖に横恋慕している直助の三人が主人公ともいえる場で、忠義の裏で泣かされる人間模様が描かれている。この場は直接、南北自身が書いたと云われているだけに、良くできている。先代の猿之助(当代の猿翁)の「四谷怪談忠臣蔵」にも三角屋敷の場があって、猿之助が直助を演じていたが、お袖は笑也で与茂七は右近だった。
 前進座では直助は矢之輔で、抜け目の無い悪党ぶりを見せながら、矢之輔らしい愛嬌で滑稽味を出し、自分が犯した悪行の因縁を知って自刃して果てる心情も自然だった。お袖の臣弥がよく健闘しており、菊之丞の与茂七も安定した存在感があって、この場はよく出来ていた。とはいえ、三角屋敷はあくまでも脇筋なので、お岩が主人公になる。貞淑なお岩が凄まじい怨霊となっていく様は哀れだ。國太郎がいいので、じっくり見たいところだ。伊右衛門の芳三郎も全体に品がありよく出来ていたが、それだけに凄みがもう少し欲しかったように思う。
 他の役者さんも初役が多かったが、気合いがあって舞台に独特の明るさを出していた。それが影に沈んだ世界を際立たせている。そして、黒御簾とツケ打ちもよく場を盛り上げて、舞台の質を高めており、前進座らしい舞台を堪能した。
再演してほしいものだ。


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2016年04月15日

昼の部に出かけた。女殺油地獄の徳兵衛役で出ている嵐橘三郎丈を贔屓にしているので、まあ、若手のはどうかと思いつつ出かけた。私は仁左衛門のも染五郎のも見ているのでまだまだだろうと思っていたのだ。ところが、これが良かった。お吉の七之助も色気があって、運びに無理が無い。与兵衛の菊之助も上出来だった。義太夫に乗った動き、台詞。全体のアンサンブルもいいので引き込まれる。精進した芸はお客様の心を動かすと、つくづく思う。
勘九郎の末広がりは歌舞伎らしい華やぎをみせて楽しませた。国生が成長した姿を見せる。鶴松も可愛い出来だ。それから、菊五郎劇団の地方は流石で、踊りが映える。それと葛の葉の七之助、哀しみと母性がでていて悪く無いが、ふと見せる狐の妖しさがもうほんの少し首の動きと手元に出ると云う事なしだろう。もっとも、葛の葉のこの柔らかみと色気は玉三郎に似ているような感じもするので、このように演じているのかもしれない。それにしても、すでに彼らの時代なのだ。いい芝居を見た。
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